長野にいる大伯母から、喪中はがきが届きました。
大伯母とあったことは1回だけ。大伯母の兄である、私の祖父の葬式の席でした。
祖父と祖母(うちのおばあちゃんです)は、戦後間もなく生き別れ
祖母は今でいうDVに悩んだ挙句、父を連れて家を出、苦労して父を育て上げました。

祖父との思い出について祖母が語ることは、悪いことばかり。
よっぽどつらかったのだと思います。
その話の中で、唯一の心の友、マリアさまのように語られていたのが、
「つるちゃん」という大伯母でした。
「おでこがあんたによく似てる」と言われた私でしたが。
つるちゃんは岩手の片田舎で、家族みんなの反対を押し切って
駆け落ち同然で男性と家を出たのです。
今は大学の教員だった夫の実家、長野で暮らしています。

葬式のあと、我が家に寄ったつるちゃんを祖母に紹介すると
つるちゃんなの?つるちゃんなの? と祖母は涙を流したのです。
(でも今、その時の写真を見せても「誰だっけ?」という顔をしてますが…)
つるちゃんは、85歳という年齢に見えないつややかさと
余裕のある人が見せるやさしいような、クールな風情。
そしてたしかに、でこピンでした。

そのつるちゃんが、65歳の息子に先立たれたというのです。
まだひと月もたっていないことが、はがきから見てとれましたので、
どんななぐさめの言葉を書けばよいのか、戸惑いながらも思いきって手紙を書きました。

「そろそろ仕事やめようと思う…」と言ってた友だちにも、手紙を書きました。
メールで済むようなことしか内容はなくっても、
手紙を書くって、とても心をこめている行為。
子どもの頃は、親戚や友人に頻繁に書いていたのに。
友だちから、「おたよりありがとう」と言われると、
ていねいに生活するってこういうことかなと思い、ちょっといい気分です。
つるちゃんは私の手紙をちゃんと読んでくれたかな、気落ちしてるだろうな、
少しは元気でたかな。
電話をかけるには勢いがいるけれど、
手紙っていいもんですよ。
スポンサーサイト
2008.11.19 Wed l 団塊ウォッチャーとして生きる l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://sikuramennnokaori.blog114.fc2.com/tb.php/56-2a64d8e2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)